15万円のセーターが売れる秘訣とは?マッキンゼー出身者が語る気仙沼ニッティングの価値 御手洗 瑞子氏 TEDxTokyo 2014


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「たまたま訪れた街を好きになったことがありますか。」と問いかける御手洗氏は、自身が気仙沼でそのような体験をしたことを語り出します。東京から4,5時間はかかろうかという人口7万人ほどの港町をなぜそういう風に思ったのか。

気仙沼にいって最初にびっくりしたのが、日常会話に海外の都市が頻繁に出てきたことだと言います。遠洋漁業の港町なので魚を追って地球の反対側まで行っていたような漁師が多く、それが話者にとってはものすごくグローバルに感じたそうです。

そういう事もあって好きになった気仙沼ですが、東日本大震災では甚大な被害を受けました。多くの人達が仕事のない状態でいるのを見て、お金だけではなく人の役に立てていないという思いが自尊心まで奪っていると考えて会社を始めることにしたそうです。漁に使う網の補修や漁師の防寒着を編む習慣が残っていたことから「気仙沼ニッティング」という編み物の会社です。

しかし1着作るのに50時間はかかるセーターを売って会社を軌道に乗せるには、15万円で売れなければなりません。そのために素材からデザイン、品質などにもこだわって、出来上がった4着のセーターには100件の応募があったそうです。それからも顧客との強い絆に支えられて順調に成長し、4人の編み手で始まったものが30人以上になり商品の種類も増えてきました。

法人化して最初の決算で黒字になって、自治体に納税できることを報告した時には従業員が誇りを取り戻したように感じたそうです。

最後に、自らが編んだセーターやカーディガンを身につけて登場する編み手さんたちは、自信に満ち溢れている様に見えました。


編集者:drdr

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Bizcast掲載日:

元の動画タイトル:御手洗 瑞子 at TEDxTokyo 2014

元動画は2014年6月7日に投稿されたものです。