「武闘家も僧侶も魔法使いも経験して、賢者になるか大僧正かは結果論」クリエイティブディレクターの仕事とは PARTY中村氏、川村氏 takram 田川氏


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世界的に活躍するクリエイター集団PARTYの中村洋基氏、川村真司氏と、同じくクリエイター集団takramの田川氏が対談する。時代をけん引するトップクリエイターたちが、クリエイティブディレクターの仕事について語った。


■PARTYの仕事の特徴

旧型:技術とアイデア・文脈とビジネスは連動しない
新型:技術とアイデア・文脈とビジネスの連動(=PARTY方式)

中村:(以前は)電通にいたんですけど 〜略〜 皆やっぱり優秀な人だから、すごいアイディアはおもしろいんですけど、「(実際に)できんのかな」みたいなことを、あんまり考えないで話して、企画だけ通ってプロダクションに投げて「できません」って言われて終わるみたいな。
中村:「じゃあそもそも作れる奴が考えたほうがいいんじゃないか」っていうことで間を作ったみたいなところがありますよね。


■簡単な死を小刻みに経験してクリエイティブディレクターは成長する

クリエイティブディレクターの成長には「天下一武道会終わったらフリーザ出てきた」という体験が必要だ。
中村:例えばプレゼンして、クライアントのおじいちゃんとかもう寝ちゃって。ITとかよくわかんないから。「なんでだろうな」とか思ってたら、となりに(いる)年配のクリエイティブディレクターがしゃべったら(クライアントのおじいちゃんが)パッと起きて「うんうんうん!」みたいな。
中村:「この差は何だ?僕も僕で、それなりにわかるようにしゃべってるつもりなのに」みたいなのをやんないと、次に行けないっていうか。 〜略〜 即死して「もうやめる」じゃなくて、簡単な死を小刻みに経験できるみたいな。


■「問題はそこじゃない」

オリエンテーション(クライアントのニーズ)の内容を解釈し直して、再設定した問いから新たな提案をするのが、広告業界で言うところの「オリエン返し」。takramでは、与えられた問題設定を動かす「プロブレムリフレーミング」という方法を採用している。優秀なクリエイティブディレクターは、「オリエン返しするリフレ派」なのだ。

川村:「実は問題そこじゃないんじゃないか」とかっていうのをちゃんと、アイデンティファイできるのがクリエイティブディレクターの役目っていうか。
田川:多分、(中村氏、川村氏が)オリエン返し派でしょ?それを「リフレ派」って言う。


■クリエイティブディレクターを目指す若者へ

田川:天下一武道会で優勝する奴が必ずしも星の戦いではあまり役に立たない。 〜略〜 「成功の仕方」とか「あんな人になりたい」って思ってる奴は、多分クリエイティブディレクター無理だろうな、と。
中村:クリエイティブディレクターは結果論なんじゃないかなあと思うんですよ。ドラクエの戦士や魔法使いのように、デザイナーとか、エンジニア、サーバーサイド、フロントエンドがいるという風に、まず始めに自分のプロフェッショナルとか、自分のステージを用意しておいて、そこを中心としながらスキルを持って、いろんな経験と出会うことによって大僧正になるか戦士になるかは、結果論な気がするんですよね。



(ゲスト)
PARTY クリエイティブディレクター 中村 洋基 氏
PARTY Creative Director/Founder 川村 真司 氏

(インタビュワー)
takram design engineering 代表 田川 欣哉 氏

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Bizcast掲載日:

元の動画タイトル:クリエイティブディレクターの仕事

元動画は2014年12月3日に投稿されたものです。