「意思決定の機会の多さが人を鍛える」インターネット第一世代が当時から現在を語る ヤフー小澤隆生氏、VOYAGE GROUP宇佐美進典氏


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IVS2014 Fall Session
テーマ:「インターネット第一世代から現在まで」

インターネット黎明期から15年。現在も第一線で活躍する第一世代の三人が語る、インターネットいままでとこれからの可能性。


ーなぜインターネットを始めたのか

宇佐見
最初のパソコン通信て、画面に3行しか表示されなかった。そこになとかフォーラムとやってたんだけど、93年頃に大学にパソコンが導入され、ブラウザベースでインターネットを見てなんだこれスゲーと。

佐藤
当時は言葉にはしづらいけれど、熱気のようなものが渦巻いていて、その熱気に当てられたような面白い人たちばかりがいた。会う人会う人が面白い人達で、世の中にはこんな面白い人達がいるのかとのめり込んでいった。


ー生き残ってきた人に共通すること

信じたものにしがみつく、粘り強さ。ただインターネットといのがそれだけ強烈な体験なのだけど。インターネットに感化されたりすごみを知った人はやり遂げている人が多い様に感じる。


ーこれまでやってきての反省は?

採用にはじめから力を入れていればなあ、というのは思う。人が重要だ会社を作っていくのは人だ、っていうのはもちろん大事にしていたけれど、実行する段階でやることがたくさんある中で、おざなりなっていた部分があったなと今考えるとある。

佐藤
前例が無い中でもがきながら自分たちのスタイルを作ってきた。そういう時期かもしれないですね。

宇佐見
当時はビジネスモデルありきの時期だった。最初にビジネスモデルがあって、そこからネットのビジネスを考えるという。組織を作るチームを作るというのは優先度は低かったかもしれない。

小澤
反省はない。反省はないが、重要な選択をした時のもうひとつの選択肢を選んでいたらどうなっていたか、という思いはある。あと新しい会社が出てきた時に、先に思いついていたのになんでやらなかったんだと思ったこともある。

佐藤
業界のスピードが早いから、経営者の意思決定の機会も多い。それゆえか修羅場をくぐる回数も増えることで鍛えられ、経営者もタフになり生き残っていく。回転の速い産業というのは、人を鍛える力があるのではないか。

小澤
インターネット業界に入ってよかったと思うのは、同世代の人と会った時に、得ている経験が5倍10倍と違うこと。


ー若い起業家たちにもの申したいこと

小澤
ない。

宇佐見
資金調達の段階で、実態より大きい金額を求めるというのが多い。いろいろ見てきているから思うことではあるけれど、景気が悪くなった時に次のファイナンスがしづらくなったり、後から自分たちが大変になる。

小澤
考えたんだけれど、我々はインターネットが無かった頃にインターネットを知ったから、インターネットが好き過ぎる、いわばインターネット信者。そことの熱量の差はあるかなとは思う。苦言でもなんでもないんだけど。
我々は先輩にいろいろなことを教えていただいた、投資も。そういう先輩方に頂いた恩は、次にちゃんと伝えていきたいと思う。


ー10年後の姿はどうなっているか。

小澤
今のインターネットは12時間で言えば、3時。夜明け前。これから世が明ける。

宇佐見
いままでの変化というのは生活を便利にするなど目に見えるものだったけれど、これから先の変化というのはもっと目に見えないような変化だろう。これまでの産業の中で、物を作ったりサービス業などと離れていた部分が、近づいてより便利になっていく。

佐藤
人の営みそのもので、もっと感情を揺さぶるような何か。人間の喜怒哀楽をもっと思い切りぶつけたり、表現出来る場としての役割を拡げていくのではないか。

小澤
いままでは、それまであったものをネットに上げるということをやってきた。それが一通り終ると、インターネットがあって当たり前の世界で人の心に突っ込んでいく。それが昼間だろうね。



【スピーカー】
ヤフー株式会社 執行役員 小澤隆生 氏
株式会社 VOYAGE GROUP 代表取締役社長兼CEO 宇佐美進典 氏
【モデレーター】
株式会社セプテーニ・ホールディングス 代表取締役社長 佐藤光紀 氏

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Bizcast掲載日:

元の動画タイトル:インターネット第一世代から現在まで

元動画は2014年12月8日に投稿されたものです。