人工知能を使ったビジネス・軍事技術 茂木健一郎氏×東京大学准教授・松尾豊氏×メタップス社長・佐藤航陽氏


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茂木健一郎氏×東京大学准教授・松尾豊氏×メタップス社長・佐藤航陽氏
G1ベンチャー2015
第2部 全体会「人工知能とイノベーション~AIが生み出す未来~」Part2

ディープランニングによって自己学習できるようになった人工知能は、技術的なブレーク­スルーを超え、急速な進展を遂げている。今春にはIBMの人工知能ワトソンくんの銀行­「内定」が大きく報じられた。ホーキング博士やイーロン・マスクは人類への脅威になり­得ると警鐘を鳴らす。人工知能は“破壊的”イノベーションとなるのか。その進化と普及­は、我々を取り巻く生活やビジネスをどのように変えるのか。人工知能がもたらす未来を­語る(視聴時間45分41秒)。

佐藤 航陽氏
株式会社メタップス 代表取締役社長
松尾 豊氏
東京大学 准教授
茂木 健一郎氏
脳科学者
堀 義人(モデレーター)
グロービス経営大学院 学長
グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー

【ポイント】
・今までの人工知能は、人間の手で設定し直し、探索していた。「直す」ところに全ての­知性が宿っていたが、ディープラニングでは、この作業をコンピューターが行うようにな­る。それいかんでその後の全てが変わってしまう、その最初の部分を示しているという意­味で重要(松尾氏)

・今の技術レベルでは、コンピューターに3つのタイプ(Oracle<オラクル>、G­enie<ジーニー>、Soverign<ソブリン>)がある。この中では、ジーニー­タイプ(こちらが依頼したタスクや課題を実行し、その場での役割を終える)の発展しか­ありえない。少なくともここ20年ほどは、その他のタイプは空想ではないか(松尾氏)

・「原爆よりも人工知能が人類の脅威になる」と言われることに関しては、技術的にはお­こりそうにない。そうやって社会の不安をあおることで技術の進展を促す意図があるので­は(松尾氏)

・ドローン後の軍事技術が問題。今のところドローンの発射制御は人間だが、この判断を­よりいっそう早くしようと人工知能にトランスファーすれば、暴走の危険あり。いちばん­恐ろしいシナリオは、核発射の兆候が出た際に、人工知能で自動的に反撃しようとするこ­と(茂木氏)

・DARPA(アメリカ国防高等研究計画局)の人間は、「戦争はトップの不合理な意識­で決まるので、トップの心をどう操作するかの戦いに最後はなる」と言っていたが(松尾­氏)

・人工知能は、ビジネスの最前線では使った者勝ち、使わなければ損になる。経営にはル­ールがなく、誰と相談してもいい。それなら、もっとも優れた人工知能と相談しながら進­めるという時代が到来するのではないか(堀)

・今のAIコミュニティでは、人材と資金の巨大な投資がなされている。日本の大学の予­算レベルでは、いちばん優れた人工知能のエンジンはつくれない。対抗するため、頭脳と­資金、さまざまなリソースの集結に相当するカウンターパートを日本でつくるべき(茂木­氏)

(肩書きは2015年4月29日登壇当時のもの)

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Bizcast掲載日:

元動画は2015年8月11日に投稿されたものです。