世の中で一番馬鹿げたアプリが世界をより良くする!Yo CEO Or Arbel氏が創業ストーリーと今後の展開を語る【翻訳記事有り】


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こんにちは。私がYOの共同開発者のOr Arbelです。みなさんにお会いできて光栄です。
英語は話すのが大変なのでゆっくり話しますね。それにみなさんもその方がわかりやすいと思うので。

iPhoneとの出会い


全ての始まりは数年前にコンピューターサイエンスを学ぼうとしていた時に登録をして大学が始まるのを待っている間にロサンゼルスに友達を訪ねた時ですね。みなさんは覚えているかわかりませんがポケットPCってわかりますか?ペンでスクリーンをタッピングして使用する物です。ロサンゼルスにいる友達が丁度Appleからリリースされたばかりの新しいデバイスiPhoneの話をしてきたんです。

だから私は彼にAppleはマーケッティングに優れているかも知れないがそれだけだと話したんです。何故なら私はポケットPCで既にアップルのiPhoneが出来る事は全てこなせていたからです。そしたら彼は私をApple ストアに連れて行きました。

それで私はAppleストアを見て回りながらiPhoneを実際動かしてみて私は彼にこう言ったんです。この商品を買わずにはこのストアを出て行かないぞ。。。と。何故なら確かに私が持っていたポケットPCもiPhoneと同じようにMP3をプレイしたり映画鑑賞出来たりインターネットをブラウジングしたり出来たのですが決定的な違いはそのやり方でしたね。何が出来るかだけではなくどうやるか、でした。

iPhoneは全てに置いて優れていたのです。そしてiPhoneを買ったのですが問題はiPhoneがアメリカの国内の電話会社AT&Tにロックがかけられていた事でした。イスラエルで使うにはロックを解除する必要がありました。なので私と友達はロックを解除する方法を学んでイスラエルに戻りデバイスのロックを解除するサービスを始めたんです。
大学に行く為に他の人に託しましたが中々順調でした。私はiPhoneに夢中でした。そして私はコンピューターサイエンスを勉強していた訳ですが卒業を前にした最後のプロジェクトに、iPhoneを題材に出来ないかと教授に訪ねたんです。今まで私の大学でiPhoneを使ったプロジェクトを作った人は居なく私が初めてでした。その時作った物はゲームでした。


現在のパートナーMosheとの出会い


大学卒業後はプロジェクトの企業で働きながら沢山のアプリに携わっていました。一年ほど働いていましたね。丁度独立して自分のアプリの開発を始めたいと考えていた時期に数年前に私のロックを解除するサービスを利用していたという方から電話を頂いたんです。その方はスタートアップ企業のMobliという所で働いていて私が開発者だとは知っていたのでMosheというMobliを設立した人に会ってみないかと誘われたんです。

そしてMosheに会いに行ってMobliというスタートアップ企業の説明を受けました。Mobliとは共有アプリでInstagramが世に出る前からあるのですがInstagramととてもよく似ていて写真やビデオを共有するアプリなんです。スタートアップに携わってみるのも悪くないと思い私はMobliに加わり二年間働いていました。

Stoxが生まれた経緯


そして二年後、その時には既に数多くの投資家とも知り合えていたので自分のアイデアを生かして自分の新しい企業を始めたいとMosheに話に行ったんです。Mosheは私を簡単には行かせてはくれませんでした。そして彼も色んなアイデアがあるからと話してくれました。だから二人で彼のアイデアについて話し合ってみた結果、その中の一つが私にとってとても魅力的だったんです。それはソーシャル・トレーディング・プラットフォームでした。それからはどうやって立ち上げるかを話し合い名前を決めました。それはStoxと言います。今もStoxと呼ばれていて今でも構築中です。(注:サイトに行ってみたらBeta版で出て来ました。)これが丁度一年前の出来事です。

そしてそれからはMosheと共にStoxの立ち上げに携わりました。私はCTOに就き3ヶ月間はチームを構成するだけに費やしました。実はスタートアップでチームを構成するのはとても難しい作業なんです。ただ単にプログラマーを雇って部屋を与えプログラムを作らせれば良いのではなくちゃんとしたコミュニケーションを取れるようになるまで時間がかかるものなんです。その間に辞める者も居れば新しく入ってくる者もいるのでチームを構成するだけで3ヶ月かかりました。今年の一月にやっとチームがまとまってきたのでプロジェクトに取り掛かり始めました。

Yoの開発のきっかけ


今年の3月頃に私のパートナーのMosheがシンプルな質問があると話しかけてきました。
電話のボタンをタップして相手の電話にそれを反映させるだけのシンプルなアプリを作るにはどれくらいかかるのかと。私は2時間くらいかかると答えると自分の為に作ってくれないかと頼まれたんです。でも当時の私はStoxに全力を尽くしていたので2時間なんて作れなかったので無理だと答えました。それに彼一人が使うアプリの為に2時間も無駄にするなんて出来なかったんです。その時はそのまま話が流れました。

2週間後、彼はまた私を訪ねてきてミーティング中のアシスタントとのやり取りがとても面倒だと話してきたんです。ミーティング中アシスタントが必要な場合、毎回テキストを送り彼女からの返事を待ちまた彼女からの返事を読まないといけないのがとても面倒だと。
なので何か簡単な通知で自分がこの通知を送れば自分のオフィスにアシスタントが必要だというのを知らせる方法はないかと聞いて来ました。それでまた私は一体世界中の何人もの人がそんなパーソナルシステムを持ってると思ってるんだと、馬鹿げたアイデアだからもう放っておいて欲しいと彼を突き放しました。そのアプリを作るつもりはないと言う旨を伝えました。そしてその時も話はそれで終わりました。

しかし次の日そのアプリについて考える時間がありまして。車に乗っていてもしそのアプリを自分が作るならどういう風に作るだろうと考えたんです。ホテルのベルのようなイメージをダウンロードしてそれをタップしたら通知アラームを鳴らすような物とか色々考えて見たんです。そうしている内にロサンゼルスの友達とやっていた事を急に思い出したんです。テキストメッセージとまったく同じような感じだけど内容のないやり取りでコミュニケーションを図っていた事を思い出したんです。びっくりマーク(エクスクラメーションマーク)やハテナマーク(クエスチョンマーク)とYoという言葉だけでやり取りをしていたんです。それで自分のテキストメッセージの履歴を見てみたらYoという言葉だけが繰り返されていたんです。そこで思いつきました。これがMosheがアシスタントとのやり取りで必要としてるコミュニケーションではないかと。

良いアイデアではないかも知れないけど考えれば考えるほどに興奮してきましてですね。そしてYoという言葉について考えて見たんです。ブランドネームとしてYoというのはどうだろうと考えました。ブランドネームとしてYoというのはとてもカッコよく思えたんです。とてもワクワクしてきて早く家に帰ってコーディングを始めたいと思いました。興奮しすぎて赤信号で止まっている時にドメインを買ったほどです。早くドメインを買わないと誰かに買われてしまうと思いまして急いで買いました。

家に帰ってからはすぐに取り掛かりました。最も早い通知ボタンシステムを考え、どうしたら今までにない最もシンプルなアプリになるか考えました。他には何もせずYoだけを送りあう。サインインするプロセスも最も簡単な物にしたかったんです。E-mailアドレスも要らずツイッターやFacebookアカウントも要らずの今までのアプリを作り上げる要素を全て無くした物をと考えました。オブリゲーションバーやらタブバーやら左から流れてくるシークエンスバーなども無くしログインプロセスも電話番号やメールアドレスが必要だったり個人情報を必要とする物は全て省きただ名前を選び友達とYoを送り合うだけの物をと考えました。最初のバージョンに至ってはパスワードも無く友達検索機能もありませんでした。友達とYoし合いたかったらただ友達にYoのユーザーネームを聞けば良いんです。このアプリは日常的に直接話す友達用と考えていましたので友達にユーザーネームを聞いてもし持っていなかったらダウンロードするように促し名前を聞いたらお互いにYoし合う。ただそれだけの事です。それが最初のバージョンでした。紙に書いてあるように仕上げるのに8時間掛かりました。本当にただ単にとてもシンプルなアプリなんです。

コーディングが終わってすぐにStoxのパートナー達に送りました。文字を一切使わないコミュニケーションツール「Yo」を見てほしいと5人のパートナー達に送りました。140文字をも使う最近のコミュニケーションツールの動向を考えればとても簡単でシンプルな物だと説明しました。3人の同僚は凄い、素晴らしいデザインで天才的で新しいと褒め称えてくれましたが内一人は今までこんなに馬鹿げたアプリは見た事ないと言いましたね。スティーブ・ジョブスもお手上げだと。私はこのシンプルな所が良いんだと話しましたが彼は色々提案してきたんです。このままでは役立たずだから何かを足すとかタップしたら文字が出てくるようにしたらどうかと言ってきたんです。だから私は「NO」と言いました。他の文字は一切なく何もしないのが良いのだと。したら彼はFacebookを足したらどうかと提案してきました。Facebookの友達が見られるようにしたらどうだと言われましたがそこでも私は「NO」と言いました。数百人のFacebookの友達とYoをするのではなく極々親しい友達だけに使う為のYoにしたいと話したんです。

それから色々話し合った結果みんな興奮しまして友達や家族にYoを送ったんです。そしてオフィスに入りましたらみんな既にダウンロードしてYoし合っていました。そしてみんな好感を持ってくれたんです。みんなYoし合いながら自分が相手の名前をタッピングしてYoする事によって相手からの反応も貰えてまたその誰かが自分の事を考えていてくれるとわかるからです。

Yoのリリース


誰も私がStoxを離れるとは思っていませんでした。まだStoxを立ち上げて半年でMosheはまだMobliのCEOに就いたままだったからです。誰もがこんな馬鹿げたアプリの為に私達が持ち場を離れるとは考えてなかったんです。なので、これは3月の頃の話ですが、私達が今の持ち場に就くまではそれなりのプロセスが必要で数か月掛かりました。

周りの人々がYoについて好感を持ってくれているのを見てエイプリルフールにApp Storeにリリースする事にして様子を見る事にしました。

そしてシリコンバレーのテクノロジーブロガーのRobert Scoble氏がイスラエルの違うスタートアップ企業を見に来た時にMosheがMobliに彼を招待しYoも披露しました。そしたらRobert Scoble氏は最も馬鹿げているが最も素敵なアプリだと自分のFacebookに投稿してくれたんです。結果としてシリコンバレーの色んなテクノロジー産業の人々がこの投稿を見て下さった上に新しいテクニカルサイトに投稿して下さいました。色んなスタートアップ企業の人たちがツイートしながら使って下さって注目を頂いたんです。私自身もツイートを見ながらYoを検索もかけていたのでその注目ぶりを目の当たりにしていました。
様々なデザイナーや開発者達がYoについて話し合っているのを目の当たりにし一部の人たちは好感を持って下さってまた一部の人達は嫌悪感を示していましたが私は今こそがAPIを公開すべき時期だと考えたんです。

APIの公開


友達同士や家族間でYoをし合えるように違う所でもAPIを通じてこのアプリを生かせると思ったんです。マクドナルドで注文した品が出来上がった時やスターバックスでコーヒーが出来上がった時、スポーツなどでゴールを決めた時やタッチダウンした時など、基本的に通知の基盤として使えるのではないかと思いました。最初の頃は考えもしなかったもっともっと沢山の人々に使って貰えるのではないかと考えました。一晩中座ったまま考えAPIを公開しました。そしてその考えを投稿しました。ビジネストゥデイやはたまたアイスクリームトラック、そしてオンラインに繋がっていないビジネスまでただ通知を知らせるツールとして使えるはずだと書いて投稿したんです。

寝る頃には朝になっていました。起きるとシリコンバレーの人達からE-mailが届いていました。その内の一人がこれは素晴らしいアプリですね、どこにある会社ですかと聞いていたので本当はアメリカに行く予定などなかったのですが今はイスラエルだがシリコンバレーに人に会いに行く予定だと嘘をついたんです。そしてそこからMosheと一緒にシリコンバレーの人達のYoアプリについての反響を見にシリコンバレーに一週間行くことに決めました。

何故なら私達はこのアプリがとてつもないポテンシャルを持っていると思ってましたが周りの友達はみんな今まで見た中で一番馬鹿げているアプリだと言っていたからです。友達にどんなアプリかと聞かれシンプルに「Yo」というだけのアプリだよと答えると誰もが馬鹿げていると笑っていたのです。だから今すぐにではなく何か大きな物に化けるかも知れないから見ておいてと話してました。アプリとして考えた時に今現在どういうアプリかではなくこれからどんな物として使えるのかを見て欲しかったし私達はこのアプリに可能性を見出していたからです。

そして私達はサンフランシスコに向かいました。着いてみたら既に沢山の人達がアプリを使用していて好感を持ってくれて可能性を見出してくれていました。だから馬鹿げていたのは私達だけではなかったのです。この馬鹿げたアプリにポテンシャルを見出していたのは私達だけではなかったのですから。

イスラエルに戻った頃には向うでフルタイムでこのアプリに全力を注ごうとある程度決心がついていました。Stoxは軌道に乗りチームは私がいなくても進められる状況だったのでサンフランシスコに向かい企業を立ち上げようと決心しました。

まずは費用がどれくらい掛かるかを考えました。5人程の小さなチームを組みオフィスの家賃や社員の月給、その他の諸費用を考えおよそ75万ドルの予算を打ち出しました。Mosheがエンジニアリングの投資家達に提案した所思っていたより多くの人達が融資を申し出て下さり100万ドルの資金が集まりました。

Yoの大ヒット


そして私はその資金を手にサンフランシスコに渡りプロジェクトをより大きくする為企業を立ち上げる事にしました。6月の初旬の頃でしたがまずはオフィスを探し従業員を探していた頃二人のレポーターの方がYoをダウンロードして使って下さったらしくインタビューをしたいと申し出て下さったんです。何故ならYoは今までのアプリとあまりにも違いかけ離れていたからです。何も無くただ単に一つのアイコンで一つの事だけの事をやると言うたった8時間で作られたあまりにもシンプルなアプリだったからです。

そのようにしてインタビューを受けたわけですがファイナンシャルタイムズでは今までにない新しい形のコミュニケーションアプリだと好感を示してくれました。そしてもう一つの方ではどうやって世界で最も馬鹿げたこのアプリが100万ドルもの資金を調達したかという物でした。次の日に起きたら電話が鳴りやみませんでした。膨大な量のE-mailとCNNなどの中継TVなどの騒ぎがありました。私は3,4日すれば落ち着くだろうと自分に言い聞かせました。しかしその騒ぎは終わりませんでした。そのような日々が一か月ほど続きました。様々な記事の題材にされいろんな人達がYoについて噂していたのです。

公にされてから4日間の間100万ものダウンロードをされていました。今までにそんな莫大な数字は聞いた事がありません。3ヶ月を過ぎた頃も最初の頃程ではないものの色んな人達がそれでもなお噂しており今ではもう少しで300万ダウンロードに達するところです。

私たちは今もなお続けてこの商品を開発中です。複雑な要素は一切加えるつもりはありません。複雑な要素を加えないようにとても気を付けています。しかしYoを囲むプラットフォームに力を入れています。私はYo自体だけでなくYoを通じてこのアプリを囲む大規模なプラットフォームを見ているんです。ビジネスだけでなくレストランだろうがお店だろうがウェブサイトだろうが何にでも使えるコミュニケーションツールとして考えています。相手側から通知を貰い自分からも通知を送れるようにすればユーザーはわざわざそれぞれの全てのウェブサイトやブログの通知を受け取る為のアプリをダウンロードをする必要がないんです。

ユーザーが300万人にもなるとカスタマーサポートやビジネスとして加入したいという企業もある為ビジネスの為の開発者などが必要になってくるので今現在サンフランシスコのオフィスでは5人だった従業員を11人に増やして次の段階に備え力を注いでいます。

YoのNext Step


次の段階とはディベロッパープラットフォームです。こちらには何人程の開発者がおられますか?こちらにはいらっしゃらないようですね。私達は今外部の開発者がそのプラットフォームを通じて開発を進めてくれる事に期待を寄せているんです。ユーザーが登録をして通知を貰えるようなサービスリストなどが既に始まっています。とてもシンプルなAPIを提供しているので皆さんがYoと一緒にリンクを送ったりYoで自分の位置を知らせると言ったような今までのただのYoではなく進化したYoを期待しているんです。可能性はどんどん広がります。想像してみて下さい。もし位置を知らせる事が出来るならボタン一つでタクシーを呼べるのです。ボタン一つで自分がいる位置の近くのお勧めのホテルの情報などを得ることも出来るんです。位置を感知出来るとなれば可能性はどんどん広がるんです。

当時は考えもしなかったのですが私の母国イスラエルで例えるならミサイル探知システムです。イスラエルの開発者がYoに繋がっておりYoを使って空中のミサイルを感知し実際イスラエルの政府に通知を送るという事がありました。これは一つの例えですがごくシンプルな物が誰もが考えもしなかった物に化ける事が出来るんです。

ツイッターが革命のきっかけとなったように、誰もYoでミサイルを感知出来るとは考えもしなかったでしょう。これが私達が考えるYoの大規模なプラットフォームへ向けての拡大であって成長であります。可能性は限りないと見ています。5年以内のミッションとして全てのユーザーがYoを所持しその能力を生かして自分が興味のあるサービスと関連付け通知を貰えるようになれば良いと思っています。沢山の人に言われるのが自分が興味のあるスポーツやニュースのアプリをダウンロードすれば通知は貰えるではないか、と言うのですが私の考えとしては一つ一つのサービスの通知の為に20ものアプリを自分の携帯電話にダウンロードするのは嫌なんです。私が必要だと思うのはオプションとして一つのアプリで自分が通知を知らせて欲しいサービスを選択出来る環境だと思うんです。そして友達とYoを送り合う事でコミュニケーションも取れる。これが理想的ですね。

これらがYoの生まれた経緯でこれから向かおうとしている道筋です。どなたか質問はございませんか?喜んで承ります。

(スピーカー)
Yo Co-Founder CEO Or Arbel 氏

翻訳は以上となります。質疑応答は映像をご覧ください。

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Bizcast掲載日:

元の動画タイトル:世の中で一番馬鹿げたアプリが世界をより良くする!Yo CEO Or Arbel氏が創業ストーリーと今後の展開を語る

元動画は2014年11月7日に投稿されたものです。